【遺品整理や改修工事に先立ち作業前消臭】 遺品整理や改修工事に取り掛かる前に、エアSOS-2(噴霧式瞬間消臭剤)を噴霧して消臭を行います。ご遺族の方や作業員が、ス ムーズに作業を行えるように配慮した作業です。現場の臭気があまり酷くない場合は省略することもできますが、作業効率が著し く低下したり、継続作業が困難になったりしてしまう場合もありますので、可能な限り早い段階で行います。 臭気が強い場合、現場お見積時に施工させていただきます。

　　　　　

今迄で一番臭かったものは何ですか？ 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 皆さんが今まで一番「臭い」と思ったものは何ですか？焼肉の残り香？ペットのウンチ？他人の体臭？自分の足？おなら？マダム の香水？人間は不快な記憶を消去しますから憶えていないという方も多いと思います。しかし私は忘れもしません。 ＊ここから先はあまりにも壮絶な内容のため飲食をしながらの閲覧は控えてください 2005年6月梅雨の頃でした。埼玉県鴻巣市内で一人暮らしのおばあさんが自宅内台所付近で遺体で発見されました。正確には、 亡くなられたのは3ヶ月程前で死後3ヶ月が経過してから発見されたのです。窓も雨戸も全て締め切った状態のままでした。遺体は 警察の方々によって既に搬出されていましたが、その時立ち会った方のお話によると、遺体の処理には慣れている警察の方々も あまりの異臭に具合が悪くなり嘔吐していた方もいるほどだったそうです。解体業者からわが社への依頼は、「現場の二階建て一 軒家（30坪程）は解体してしまう予定だが、遺族の方が遺品整理のため中に入ることができないので、なんとか中に入れる状態に してほしい」という内容のものでした。臭いに関しては、堆肥処理場・下水溝・浄化槽内・汚物処理施設など様々な現場で仕事を経 験してきましたので、現場に入るまではやれるだろうと高をくくっていました。これが私の経験した最高レベルの臭いとして社内で 語り継がれることになるのです。 現場視察 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 中の状況を確認するためマスクをして玄関を開けた瞬間、無数としか言いようのない数の黒い物体に視界が遮られました。ハエで す。と同時にマスクを突き破って鼻を刺激してくる強烈な異臭に開けたドアを反射的に閉めました。完全に装備不足です。釣竿で鯨 を釣ろうとしているようなものです。一時撤退し施工まで3日間の猶予をいただき作戦会議です。そうです、既に引き受けてしまった のです、中を確認する前に。経営理念にお客様満足・地域貢献と謳っている以上断るわけにはいきません。 作戦会議 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― まず、装備は宇宙服が最適という結論に達しましたが、コストパフォーマンス上却下。養蜂用の覆面布を購入して試してみました が、不慣れで作業しずらいことから、マスクを2重にしタオルで目から下を覆ってあとはゴーグルをつけて突入することにしました。問 題は、あの異臭を消すための消臭剤です。市販のものでは到底お呼びではありませんし、業務用のものもなかなか良いものがあ りませんでした。そんな中、葬儀屋さん御用達のエアゾール式消臭スプレーを見つけました。素晴らしい！あらゆる臭いを瞬時に消 してしまいます。安全データシートもあり、人体にも害はありません。しかし、高い！750mlで2,500円何本あれば足りるのですか？ 消臭剤の必要量を30リットルと見積もっていましたので、40本で100,000円では赤字です。エアゾール注入される前の液体の状態 で安く大量に購入できないか早速問い合わせました。事情を察して今回特別に購入できるよう計らっていただきました。翌日消臭 剤の原液を500mlともう一つの秘密兵器を受取りました。アドバイスがあり通常100倍希釈で使用するところ、70倍希釈（それ以上 濃くしても効果が変わらないそうです）で使用することにしまし た。これで準備完了です。 いざ現場へ進入 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― さていよいよ施工当日です。入社したばかりの新入社員を一人従え、中に入ります。玄関を開けると相変わらず逃げ出したくなる異 臭がマスクを通して鼻に刺さります。ハエもいます。この前より増えている気がします。10リットルの電動噴霧器に70倍希釈した消 臭剤を満タンにし散布しながら進入します。先ずは閉め切りになっている雨戸と窓を開けることが目標です。進むにつれ窓ガラスや 壁面から黒い塊となったハエの群れが舞い上がります。まるで、となりのトトロのまっくろくろすけです（ご存じない方はDVDでご覧く ださい）。とりあえずハエは無視して窓に向かって突き進みますが、室内には雑誌や衣類等が1メートル程積み上げられてかなり散 らかっており、なかなか思うように前に進めません。かなり長い時間に感じられましたが、実際は5分くらいだったでしょうか、1階の 窓を開け終え、2階に上がります。その間消臭剤は全開噴射です。ふと気付くとマスクを通して入ってくる臭いがかなり穏やかにな っていました。無事2階まで窓を開け終えたところで10リットルの消臭剤もなくなり、いったん外に出ます。どうやら、遺体のあった台 所付近の床に体液と汚物が残留しいて、新たな臭気が発生しているようです。汚臭の発生源が判明したところで、再び中に入りそ れらを高圧洗浄機で洗浄しました後、さらにもう一周消臭剤を噴霧します。この時点で、マスクをはずしても気にならないくらいまで 臭いはおさまっていました。消臭剤の消費量は18リットルです。汚臭源を撤去し一旦異臭は落ち着いたものの新たな臭いが発生 する可能性があります。そこで秘密兵器消臭シートの登場です。このシートは消臭剤と同一の成分が揮発・拡散することによって 約1ヶ月間継続的な消臭効果を発揮するものです。（関西空港等でも使われているということです。）一部屋に2枚づつ（通常は6畳 に1枚程度）頭くらいの高さの所に貼り付けて作業終了です。壮絶な異臭との格闘に勝利し、その後お客様から感謝のお言葉を頂 戴しましたが、戦友であった新入社員は「この仕事は無理です」と2週間後に退社してしまいました。 自社オリジナル消臭剤誕生 　――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ＊ここから先はCMです 市場に出回っている消臭剤が偽物とはいいませんが、激闘以来あの異臭をあっさりと消し去ったズバ抜けた能力の高さにすっかり 惚れ込んでしまいました。お礼と報告を兼ねて仕入先へ電話をしました。ダメもとで、継続的に購入し、できればOEM販売させても らえるよう懇願しました。後日意外とあっさりOKをいただき、晴れて、OEM販売することになりました。自社商品名はエアSOS-2と 名づけました。空気(air)のピンチに助け（SOS）を求めたら私と新入社員の2人を救ってくれたモノ、という意味です。あの体験を忘れ まいという想いと、退社した新入社員への感謝と慰労の想いが込められた名前です。なるべく安い価格で提供できるよう、容器も 機能重視で飾り気のないものにしました。現場の状況に応じて、液体噴霧型瞬間消臭タイプと置き型継続消臭タイプをご用意しま した。一度体感していただく価値はあるかと思います。 　≫【遺体発見現場仕様】　エアSOS-2強力ﾀｲﾌﾟを購入する

　

≫　消臭作業の料金表

	改修リフォームをする場合	改修リフォームをしない場合
10�uまで	税込40,000〜	税込60,000〜
10�u以降	税込1,000／�u〜	税込2,000／�u〜